お悩み相談

舌小帯短縮症について

質問:性別:女性
年齢:34
都道府県:長崎県
メッセージ本文:
3か月の男の子を持つ母親です。
舌小帯短縮症について質問がありメールしました。母乳マッサージに行った際に息子の舌小帯が短いと指摘を受けました。インターネットで調べてみましたが、確かに短いかもと思い心配になってます。3か月検診では成長発達に問題はないよと小児科の先生に言われました。
丸屋歯科さんでは舌小帯短縮の手術はされていますか?助産師さんが勧めるように手術した方が良いのでしょうか?出来れば手術は受けさせたくないです。

回答:どうも、はじめまして丸屋けいたろう歯科クリニック医院長の丸屋敬太郎です。
舌小帯短縮症は、臨床でもよく見られ、舌小帯(ぜっしょうたい)の短縮により舌の運動が制限され、その程度にもよりますが、授乳困難、言語障害、舌突出癖、咀嚼障害などの原因になるといわれています。
 舌小帯短縮症は、望月らの分類によると、
 1度:十分開口させ、舌尖を挙上しても口蓋に届かないもの。舌尖がくびれて二つにみえるもの。
 2度:舌尖を挙上しても、咬合平面よりわずかにしかあがらないもの。
 3度:舌尖をほとんど挙上し得ないもの。に分類されます。
 また、舌小帯短縮症には、小帯が挙上訓練により伸展する粘膜性のタイプと伸展しない太い線維性のタイプがあります。
 舌小帯切除手術(小帯伸展術)は、舌の運動障害や構音障害の有無によって実施されます。成人の場合は特に、術前の挙上訓練と瘢痕による強直を防止するために術後の挙上訓練が必要です。舌小帯切除により、舌尖の挙上が可能になり、運動範囲は広くなりますが、発音障害は必ずしも改善するわけではありません。通常は、発音障害については3~4歳までに行えば、自然治癒も考えられますが、成人の場合、トレーニングが必要です。
 また、赤ちゃんの体重が思うように増えない、ミルクを上手に吸えない赤ちゃんがいます。その原因のひとつに舌小帯短縮症があります。舌小帯は下の裏の水かきのようなヒダで、これが舌の根元から先の方まで強く張っていると、舌がうまく動かず、授乳がうまくできません。
 そこで、この強く張った舌小帯のヒダを切る事によって舌の動きを改善させる事ができます。生後間もない頃(1歳ごろまで)はあまり小帯の感覚もないといわれ、無麻酔で切ることができます。当院では、レーザーにて切除しますので、出血もほとんどありません。
 無麻酔なら術後、すぐに授乳させることも可能です。時期としては生後3~4ヶ月ぐらいまでが、良いですが、大きくなると恐怖心も芽生え、赤ちゃんの動きも激しくなり、すこし、押さえつけないと難しいかもしれません。大きなお子さん(3歳以上)や大人の場合で小帯がなかなか伸展しない太い線維性のタイプの場合には、後戻り防止のために数糸縫合することもあります。舌小帯を伸ばすのに、年齢的な制限はありません。成人でも可能です。
 費用は初診料、手術料、で数千円(3割負担)程度です。
 手術が必要かどうかは一度見てみないとわかりません。お近くの口腔外科に行かれてはどうですか?

その後のお便り:返信いただきありがとうございます。
手術になるか診てもらった方が良さそうなので
一度診察に伺います。